離婚の成立には時間がかかる

タレント夫婦の離婚問題が、いろいろにぎわしていますね。
(一方の方がヒートアップされていますね。)

このお二人に関する報道を見ていると、夫婦の不仲が心穏やかではいられない原因になるのだと、再認識します。

それは、とんでもない騒動になっているからではなく、夫婦だけでは制御できない状態になってしまう場合がある、ということです。

夫婦の問題だからと、最初は夫婦だけで解決を図るのは普通でしょうが、長引くと日常に支障を来す危険があると考えます。
(ちょっとしたことではなく、取り返しのつかない事件になることもあります。)

夫婦であることが苦しい、どうやっても解決策が見つからない、というような場合には、とりあえず離婚の手続きを進めることが、必要なのだと思います。

なぜなら、離婚の手続きは、時間がかかりますし、状況により途中で中止することも可能だからです。

夫婦だけで解決できないということは、協議離婚が無理ということですから、調停離婚の手続きに入る段階なのです。

また、日本の制度では、調停前置の原則があり、いきなり裁判で決着をつけることができません。

調停について、一般の方がなじみのない制度であることは理解できますが、離婚の成立までには時間がかかるので、躊躇している場合ではないと考えます。

苦しい方、本当に困っている方は、調停離婚の手続きを進めてください。

離婚協議書の作成を拒む方へ

離婚協議書と聞いて、作成を拒む方がいらっしゃいます。

そこで、作成を拒む方へ、お伝えしたいことがあり、投稿します。

離婚協議書を作ろうという話があったということは、離婚すること自体については、夫婦で一致したということですよね。

離婚することの合意のために、夫婦で話し合いがあったはずですが、それは夫婦という間柄だから、話し合いが可能だったのではないでしょうか。
(離婚届は、夫婦の一方だけでは作ることができませんから、話し合いは必然でしょう。)

しかし、離婚後に、元配偶者との話し合いが、はかどるでしょうか?

元配偶者からの連絡に対する反応だけを見ても、離婚前と変わらないでしょうか?

離婚協議書の作成を求める方が、離婚の条件を証拠として残しておきたいというだけでなく、離婚後の元配偶者に、余計な迷惑が生じないようにとお考えになっていることも、分かってあげてほしいのです。

離婚協議書を作らないと、調停や裁判となることがあり、余計な手間としては、大きなものになります。

どうか、離婚前の共同作業として、離婚協議書の作成に取り組んでください。

面倒だからって?

離婚の条件として、慰謝料の支払いを取り決めることがあります。

離婚における慰謝料とは、浮気(不貞行為)や暴力(DV)といった離婚の原因である行為(有責行為)について、賠償として支払われる物です。
(配偶者の地位を失う精神的苦痛に対する慰謝料も、含まれると考えます。)

慰謝料は、毎月の金額として定められる養育費と違い、(本来は一括の)賠償金額として決めるものですから、高額になることもあります。

支払う側の年収を超える金額になることもありますが、その取り決めの書面を、普通に紙に書くことが適切でしょうか?
(口約束は論外でしょう。)

強制執行を考えて公正証書を作ろうとしても、支払う側が拒むことは、珍しくありませんが、支払いを受ける側が面倒だからと、普通の紙の契約書を選択するのは、正直、理解できません。

約束が守られなかったら、その時に対処する覚悟がある旨を、おっしゃる方がいらっしゃいますが、私は賛成できません。

離婚後の慰謝料請求手続きは、家庭裁判所の調停か、地方裁判所の訴訟となるでしょうが、それは、とても手間になるでしょう。
(希望した結果が得られないこともあるでしょう。)

慰謝料の定めについては、強制執行をすることのできる公正証書の作成が、当然だと私は思うのですが、皆さんはどう思われますか?
(少なくとも、面倒だからって、支払いを受ける側が、公正証書を選ばないのは、努力不足なのではないでしょうか?)