年金分割では何を分割するのか

離婚時の年金分割は、年金額そのものを分割するのではありません。

まずは、老齢厚生年金の計算式を見てください。(分かりやすいように、あくまでも概略を記載します。)

平均標準報酬額×乗率×被保険者月数×スライド率

この計算式の中の乗率とスライド率は、法令により定められているので、個人で変えることはできません。
個人で変えることができるのは、平均標準報酬額と被保険者月数です。
(収入や働いた期間で変化する、という意味です。)

平均標準報酬額とは、就職してから退職するまでの標準報酬月額(月給)と標準賞与額(ボーナス)に、現在の価値に合わせるための再評価率というものを掛け、それを合計したものを厚生年金に加入した月数で割った平均値なのです。
また、被保険者月数とは、厚生年金に加入した月数のことです。

ここでようやく、離婚時の年金分割は何を分割するのかという本題に入ります。

婚姻期間中の各月の標準報酬月額と標準賞与額に再評価率を掛けて現在の価値に換算した合計額を、分割するのが正解なのです。

つまり、先ほどの計算式の「平均標準報酬額×被保険者月数」(もちろん、婚姻期間中の部分のみです。)が、分割の対象となる合計額と同じものを示していることになります。

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