離婚は戦い?
書店に行くと、離婚のノウハウについての本が並んでいます。
離婚に関する法律全般から事例・手続きにアプローチしているものが多いと思うのですが、損得の面から書かれているものもあります。
分かりやすい例としては、「男性(夫)向け」「女性(妻)向け」として書かれているものがあります。
相手(配偶者)の要求に対抗するというか、屈しないというか、戦いに負けないための戦術を教えると言う感じの表題だったりします。
もちろん、販売促進をねらって表題を決めている部分もあるでしょうが、離婚は戦い?という印象を受けますよね。
確かに、夫婦間で譲らない状況は珍しくありませんが、しこりが残ったとしてもできるだけ小さくしたいというのが共通の意識ではないでしょうか。
夫婦間の交渉は、冷静であることと思いやりを忘れずに行いましょう。
「男性(夫)向け」「女性(妻)向け」の本も、けしかけるとか、分捕るとか、が趣旨ではないと思います。相手(配偶者)に主張できる権利はここまでありますよ、という法律の解釈を伝えたいのではと思います。
本からノウハウを得るのは、有意義なことです。何冊か読めば、気持ちや考え方が明確になるでしょう。
本を読む時間がない方、本を読むのは手間だとおっしゃる方は、専門家の話を聴くのがよいと思います。