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婿養子の離婚

Aさんは一人娘だったので結婚するときに、相手のBさんが、Aさんの親と養子縁組をしました。
(いわゆる婿養子ですね。)

このような話は、家を継ぐという(日本的な?)意識から、さほど珍しく感じませんよね。

さて、この夫婦が離婚することになったときに、Aさんの親とBさんの親子関係をどうするかという問題になります。

これは、結婚の際のことを考えると、理屈が分かると思います。

養子縁組と離婚いう二つの物事を行ったと、考えればよいのです。

つまり、離婚の手続きだけでは、養子の関係は終わりません。

養子の関係を解消するために、離縁の手続きが必要だということです。

離縁しないと離婚後も親子関係が続くので、BさんはAさんの親の相続人ですし、扶養義務もあります。

ということで、このようなケースでは、離縁をする方がいらっしゃるのだと思います。

なお、離縁の手続きは、養子と養親が合意できれば、届出で可能なのですが、合意できないときは、家庭裁判所の調停を利用することになります。
(調停でも無理だった場合には、裁判を起こすことになるのが一般的でしょう。)

話し合いのできない夫婦

離婚に向けた話し合いをしたいのだけれど、配偶者がまともに応じてくれない。

このような夫婦は、決して少なくないと思います。

そして、ここが一つの分岐点になっているとも思います。

それは、話し合いができないから、離婚をあきらめる、という理由になってしまうことです。

話し合いができないから、何も決められない、離婚届を書くことに躊躇する、といった状態で、あきらめてしまう、ということです。

でも、この選択が適切だったとして、気持ちがすっきり収まったとは、考えにくいですよね。

どうすることもできないから、仕方なくそのままにした、というケースが多いのではと考えます。

ということは、夫婦関係の悩みは相変わらず続く、ということになります。

もちろん、この選択を評価するのは、それを選んだ自身ですが、配偶者の変化を期待して待つことができるでしょうか。

辛抱できる人はともかく、辛抱できない人は、どうなりますか。

精神的につらい方は、変わることを求めるべきと、考えます。

変わりたいと思うのであれば、家庭裁判所の調停を利用すべきと考えます。
(調停の申し立てにより、話し合いのできなかった配偶者の態度が変わることも、あり得ると思います。)

介護離婚

熟年離婚という言葉は一般的になっていますが、介護離婚という言葉もあるようです。
(ネット上で見ました。)

夫婦の親の介護が必要になり、夫婦の関係が悪くなってしまう、というもののようですが、確かに介護は、精神的にも肉体的にも負担になるのは理解できますね。

夫は会社員、妻は専業主婦という場合ですと、妻が介護の主な担い手になってしまうということも、あり得るでしょうが、この場合の妻の負担はとても大きいでしょう。

このようなケースでは、夫婦だけでなく、親族で対応するのが理想でしょうが、協力を得ることが難しいことも、あり得るでしょう。
(本当に困りますね。)

互いを思いやっても、我慢の限界に達すれば、離婚を決意することは、不思議ではないと思います。

会社員の夫であっても、仕事の量を言い訳にするのではなく、介護を少しでも多く分担していただきたいですから、会社に実状を伝えて相談すべきと考えます。
(労働時間と介護サービスを精査して、妻の負担を小さくしていただきたいですね。)

すっきり解決するのはできないかもしれませんが、配偶者を大切に思う気持ちがあれば、すぐに行動に移すことがあると思います。